今年ニューヨークで開かれた“NPT再検討会議”など核廃絶にむけた2つの国際会議で現地入りしたメンバーによる講演会が10日開かれました。

長崎平和推進協会が開いた講演会には、今年6月の“核兵器禁止条約締約国会議”と、8月の“NPT再検討会議”で現地に赴いた川崎 哲さんらが登壇。

核保有国も含めた核軍縮を目指すNPT再検討会議の決裂の要因となったロシアによる『核の威嚇』を非難しました。

ICAN国際運営委員 川崎 哲さん:
「何が一番際立ったかといいますと、核兵器の使用と威嚇の問題なんですね。
“威嚇の力”を背景に戦争が続けられて、自分たちの家族や同僚が殺されている。
(そういう意味で)まさに核兵器は使われているんです」

また来年5月に行われるG7広島サミットについては『核抑止に依存する安全保障の脆弱性と危険性』を、各国首脳が認識する場となって欲しいと期待を寄せました。