きっかけはSNS「あそぼー」

検察官は冒頭陳述などで、犯行状況を次のように述べました。

被告の男は、遅くとも2025年3月26日までに、SNSで被害少女(当時14歳)と接触し、「あそばない?」などとメッセージを送って誘っていた。被害者からは「いまからはむりよ」などと拒否された。

体育館で待ち合わせ

4月13日午前11時半頃、被害少女にSNSで「あそぼー」などとメッセージを送った。被害少女がこれに応じたことから、長崎県諫早市内の体育館で待ち合わせることになった。

13日午後1時2分頃合流、男が少女に年齢をたずねたところ「14歳」などと告げられた。

「いやだ」と言った少女

男は少女を自車に引き入れたところ「門限がある5時までは帰りたくない」「サウナに行ってみたい」などと言われた。

男は「ここならサウナあるよ」などと言って犯行場所であるラブホテルに向かい、サウナの設置されていない客室に入室。

客室内で少女に対し性交するよう求めたところ、少女から「いやだ」「好きな人がいるなら好きな人としたらいい」「彼氏ができたらその人とするから」などと断られたが、「キスで我慢するから」「入れないから」などと言って、避妊具を装着することなく性交し、不同意性交等の犯行に及んだ。

悔しくてたまらない

検察は、被害少女の両親が
「自分の娘が被害を受けたことが悔しくてたまらない」
「許すことができない」などと話し、厳しい処罰感情を持っていることを明らかにしました。