5日、佐賀県武雄市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、長崎県は県内4カ所に消毒ポイントを設置するなど防疫対策を強化しました。


5日、佐賀県武雄市の養鶏場でニワトリ200羽以上が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行った結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルス『H5亜型』が検出されました。


佐賀県は、6日朝からこの養鶏場のニワトリおよそ3万羽の殺処分を始めました。


一方、この養鶏場から半径10キロ以内に入る長崎県波佐見町の養鶏場3戸も、卵やにわとりの移動を制限する『搬出制限区域』となりました。


長崎県によりますと、県内139の養鶏場では今のところ異状は確認されていないということです。


6日午前10時から県庁で開かれた『鳥インフルエンザ総合対策本部会議』のなかで
大石長崎県知事は、「できる限りの対策を確実に行って、本県養鶏場で発生することが無いように」と述べました。


長崎県は6日、波佐見町など県内4カ所に養鶏関係車両の消毒ポイントを設置し、ウイルスを持ち込ませない対策を強化しました。


また県内の小中学校に対しても、学校で飼育されるニワトリなどに感染させない対策を呼び掛けました。

なお県内では諫早市の農地で先月28日に発見された死んだ野鳥のナベヅル1羽から、今シーズン2例目となる高病原性の「H5亜型」が検出されたということです。