7月下旬から9月末にかけ、SNSを通じて株取引を勧められた長崎市の女性(60代)が、現金あわせて1280万円をだましとられる詐欺事件が発生しました。
被害にあったのは、長崎市内の無職の女性(60代)です。
警察によりますと、女性は、7月下旬ごろ、スマートフォンのサイトに表示された「あなたが持っている株の銘柄を調べます」という広告をタップし、自称・株の投資家で「笠師武吉」と名乗る人物のLINEアカウントとつながりました。
その後、株投資の情報提供をしているとする「日経マスターズ」や、アシスタント、カスタマーサポートなどのLINEアカウントへと次々と誘導され、「未来ファンド計画」という株投資アプリを勧められたということです。
女性がアプリをインストールし、株の売買を始めたところ、アプリ内で利益が出たように表示され、正規の取り引きと信じた女性は、8月末から9月末までの間、株の購入費用や出金手数料などの名目で、26回にわたって合わせて現金1280万円をだまし取られました。
出金手続きで高額な手数料を求められ不安を覚えた女性が、警察に相談し、被害が発覚。
警察が、SNS型投資・ロマンス詐欺として捜査するとともに、SNSを通じ「投資で絶対儲かる」などの話しをされた場合は詐欺を疑うよう、改めて注意を呼びかけています。