両頬がリンゴのように赤くなる「リンゴ病」の県内の患者数が、現在の調査方法となって以降最多となりました。長崎県は「流行警報」を発表し、感染対策を呼びかけています。

「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」は子どもに多く見られる感染症です。10日~20日ほどのウイルスの潜伏期間中に微熱やかぜに似た症状が出た後、両頬がリンゴのように赤くなったり、体に発疹が出たりします。
過去に感染したことがない妊婦の場合は胎児への重篤な影響や、流産のリスクも指摘されています。

県内では今月4日からの1週間で31の医療機関から合わせて68人の感染報告があり、現在の調査方法となった1999年以降、最多を更新。一医療機関当たりの平均患者数が初めて警報レベルの「2」を超えたため、県は流行警報を発表しました。
県は、こまめな手洗いや、飛沫感染を防ぐための「咳エチケット」を呼びかけています。