子どもたちに医療に関心を持ってもらおうと、28日、長崎市で小学生が医師などの仕事を体験する「キッズセミナー」が開かれました。

聴診器を使って、まずは健康な体の音。

看護師「じゃあすこーし病気の音を出してみようかな」
(気管支喘息の音)
児童「鳥の鳴き声みたい」

子どもたちに医療への関心や理解を深めてもらいキャリア教育に繋げようと、長崎大学病院が毎年、夏休みに開いている「キッズセミナー」

16回目となる今年は医師だけでなく看護師、理学療法士、それに薬剤師の体験ブースも初めて設けられました。

児童「うわぁ…やばい…」

長崎市内の小学6年生が実際の道具に触れながら医療の現場を体験。内視鏡手術のブースでは、臓器を扱う器具を使った飴つかみに挑戦しました。

医師「なかなか掴みにくい?」

児童「はい…」

画面を見ながらの作業に子どもたちは苦戦…医師の仕事の大変さを実感しました。

児童「…できた!」
児童「難しい!」

長崎大学病院シミュレーションセンター・石本裕士医師「色々なことを面白く楽しく取り組んでいただけるきっかけになったら良いなと思います」

人々の健康を守るために欠かせない医療の仕事。子どもたちは体験を通して現場の苦労ややりがいを感じていたようでした。