相続税などの算定基準となる今年の「路線価」が発表され、長崎県内の路線価の平均は4年連続で上昇しました。
「路線価」は道路に面する1平方メートルあたりの土地の評価額で、不動産鑑定士の鑑定などをもとに毎年、国税庁が発表しています。
県内で路線価が最も高かったのは、長崎市浜市アーケードの79万円で3年連続の上昇となりました。
長崎スタジアムシティなどの新規開業の影響を受けているものの、既存店舗の建て替えなどでにぎわいを維持できていると評価されています。
県内にある8つの税務署管内の最高路線価の中で、前の年より下落したのは五島市の本町通りだけで、30年連続の下落となりました。
人口が減少傾向にあるなか、商業地の集客力が弱まっていることが要因とみられています。
県内の路線価は前の年から平均で1.1%上昇し、4年連続の上昇となりました。