長崎市では13日朝、1時間に31ミリの激しい雨が降り、斜面地の住宅地では、がけ崩れが発生し、警察が付近住民に避難を呼びかけています。

13日の午前6時前、長崎市日の出町で「がけ崩れが発生している」と付近の住民から市に通報がありました。警察などによりますと、民家裏の崖が高さおよそ5メートル、幅およそ10メートルにわたって崩れたということです。崖下の民家の住人2人にけがはありませんでした。警察は、付近の3世帯に避難を呼びかけています。

近くの住人
「けさ3時半くらいやった。ドスンと鈍い音がして、やっぱり来たかなと思って、真っ暗だったから分からなかったが、明るくなったらみんな出てきていたから、やっぱり崩れたかなと」

長崎市では13日の午前9時前までの1時間に、31ミリの激しい雨が降っていて、気象台は「これまでの大雨により地盤が緩んでいる」として、土砂災害に警戒を呼び掛けています。
このほか長崎市の戸町2丁目でも、13日の午前9時半頃、民家付近の崖が、幅4m、高さ2mにわたって崩れているのが見つかりました。また、佐世保市でも13日朝、大黒町の私道ののり面が、幅5m、高さ5mにわたって崩れ、付近の道路が2~3時間ほど通行止めになったということです。いずれの崖崩れもけが人はいませんでした。