先月、長崎県壱岐沖で起きた医療搬送用ヘリコプターの事故を受け、運航休止中のドクターヘリについて、県は26日の会見で「再開の見通しは立っていない」と説明しました。

先月、医師ら3人が死亡した医療用ヘリ事故を受け、県は機体点検のためドクターヘリの運航を先月から今月にかけて断続的に休止していて、今月10日以降、現在も休止が続いています。

運航再開に向けては、国土交通省の指示により目視では発見が難しいひび割れなどを確認する検査が必要で、26日の定例会見で県は、検査の日程調整に時間を要していると述べ、現時点で再開の見通しは立っていないと説明しました。

長崎県大石知事「まずは安全を確保した上での運航が大前提となりますので、求められている検査といったものもしっかり対応していきながら一日も早く再開できるよう努力をしていきたい」

県では運航休止の期間中、引き続き県の防災ヘリや佐賀県のドクターヘリなどと連携して救急医療に対応するとしています。