「昭和の日」の29日、長崎市の中通り商店街では、昭和をテーマにしたイベント「昭和ピクニック」が開かれました。

ことし400周年を迎え、レトロな雰囲気が残る長崎市の中通り商店街。

「昭和ピクニック」のドレスコードは、昭和ファッションです!

参加者(昭和23年生まれ)「受験勉強の時とか、これ(はんてん)にインスタントラーメンを食べながらやるっていうのが」

それぞれがイメージする「昭和」です。

参加者(平成16年生まれ)「カチューシャと花柄のブラウスと、(ブローチ)はおばあちゃんからもらった、みたいな」

「昭和100年ですね、ことしで実は」

「昭和ピクニック」は、長崎の街づくりをテーマに活動する「長崎都市・景観研究所」が2015年から開いていて、ことし初めて中通りで開催しました。

中通り近くで生まれ育った岩崎直哉さんの昭和33~34年ごろの思い出「このあたりでは大西電機さんが一番早くテレビを導入されて、表に出されてたんですよね、それでみんな見に来て」

こちらは懐かしかったり、新鮮だったり、昭和グッズの展示です。

令和の子どもに8ミリフィルムカメラはどう映るのか!?

少年「ピッてやるやつ、スーパーで。(記者)バーコード読んだりするような?」

長崎都市景観研究所・平山広孝代表(昭和60年生まれ)「何が昭和かっていうと、たぶん人の距離感。狭い路地で、何をやってるかわからないのに人が入ってくる。昭和のときの寛容さみたいなのが今でもこのまちには残ってますよね。それを改めて長崎の良さ・中通り界隈の良さとして皆さん味わっていただけたんじゃないかなと思います」

昭和をテーマにふれあう中で、人と人との距離が近かった昭和の魅力を感じたひとときでした。