西九州新幹線の開業で変わる街の様子や列車に関する話題などをお伝えしている『新幹線がやってきた』
今回は長崎から23分。鉄道で直接、行き来できるようになった『武雄温泉駅周辺のグルメ』です。


全国の新幹線で最も短い西九州新幹線。
長崎駅と佐賀の武雄温泉駅を結んで全長は66キロです。


久富 美海 記者:
「長崎駅から武雄温泉駅まで23分で到着しました!新幹線開業で武雄温泉駅賑わっていますよ」


武雄温泉駅はリレーかもめと西九州新幹線とを乗り継ぐ『対面乗換え』の駅で、1日に新幹線44本、在来線87本が行き交います。


武雄市観光協会によると、新幹線開業に合わせて駅構内や周辺に6つの店がオープンしました。

■ 駅周辺の新店舗 “武雄産の魅力を感じて”

そのうちの1つ──駅を出てわずか30秒の場所にオープンしたのが「Oly」です。


1階にカフェ。2階にはレストランを構えています。

ここで人気なのが「陶箱御膳」器は白と赤の “かもめカラー”です。


Oly 尾崎 和彦 店長:
「お野菜からお米まで地元武雄産。器は武雄焼でございます」


器だけでなく食材も地元産です。
秋の味覚『ごぼうと鶏肉のまぜご飯』をいただきました。


久富 記者:
「お米の甘さとごぼうのシャキシャキ感。すごく香りも引き立てられていておいしいですね」

店は先月17日オープンし新幹線開業後、客足は2倍になりました。

Oly 尾崎 和彦 店長:
「長崎からお越しになる方は多いですね。『新幹線でちょっとここに寄ってみた』っていうことでお見えいただいています」


長崎からのお客さん:
「あっという間でした。30分だから」
「(武雄まで)近くなった感じします」

■ “ふわとろの湯豆腐”と“足湯”が人気

武雄温泉のランドマーク『楼門』のすぐそばで豆腐を製造している佐嘉平川屋。


こちらのカフェで人気なのが“ふわとろの湯豆腐”です。


平川食品工業 平川 和子 取締役:
「こちら温泉のお水を使うことによって温泉の成分でお豆腐がとろけていくんですね」
(Q:普通のお湯を使うよりも?)
「普通のお湯ですとととろけない」


久富記者:
「口に入れたときにとにかく柔らかくて、とろっとろでふわっふわでした」


さらに足湯では豆乳を使ったドリンクを飲みながら旅の疲れを癒すことができます。


平川食品工業 平川 和子 取締役:
「武雄って知っているけれど来たことがないって方が多くいらっしゃるので温泉もあるし、お食事もできるし、ぜひ武雄に遊びに来ていただきたいなと思っております」


新幹線開業で長崎から鉄道で行き来できるようになった武雄温泉。
新幹線でのふらり旅が楽しめる街となっています。