ローマ教皇フランシスコが21日バチカン市国内の自宅で亡くなりました。2019年に長崎市を訪れた際に対応した髙見三明前大司教が、教皇への思いを語りました。
カトリック長崎大司教区・髙見三明名誉大司教
「弱っておられたけどまだまだしばらくは大丈夫かと思っておりましたので、ちょっと突然な感じで驚いています。平和の使者というか、カトリック教会の中でもいろんな問題を抱えていますけど、それにもいろいろと誠心誠意、一生懸命全身全霊対応されましたし、いろんな意味で改革もされたんですね精神的な面で。さらに世界に向かっても最後の最後まできのうも代読されましたけど復活祭のメッセージではガザの問題とかウクライナの問題とかに触れられて、命を大切にするように、平和をとにかく実現するようにという強い願いを表明されましたし、最後の最後までそういうふうに訴えられたと思いますので、私たちもそういう意思をこれからも引き継いでいかないといけないと強く思います」