長崎県は五島市で発生した林野火災の消化活動中、県の防災ヘリコプターからドアを開閉するための「ハンドル」が落下していたと発表しました。

消防防災ヘリから落下したのは、重さ数十グラム、大きさ3センチ×7センチのヘリ右舷側の機内についているドアの「ハンドル」です。

なぜ内側のハンドルが落下?

県によりますと、ヘリからの消火活動はぶらさげた「バケツ」が岩肌に接しないよう、常時ドアを開放した状態で搭乗している消防隊員が目視で確認しながら行います。

県の防災ヘリは、7日午後0時半頃~午後5時16分まで、地上でバケツに500リッターの水を入れて上昇し、空から散水する活動を14回行いました。活動終了後、ドアを閉める際に「ハンドル」が無くなっていることに気づいたということです。

その後、消防隊員が頭に装着しているヘッドカメラの映像から、7日午後4時半頃、「ハンドル」が火災現場の山林に落下したことを確認したということです。

落下現場に人はおらず、またハンドルが無くてもドアの開閉はできたということです。県では何らかの原因でネジが緩んでいたとみて原因を調べています。

【写真を見る】県防災ヘリ「バケツ」での消火活動
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