ニセ電話詐欺の被害防止を呼びかける啓発車両の出発式が今月14日、長崎県五島市で行われました。

巧妙化し、様々な手口で増え続けているニセ電話詐欺。
長崎県警は被害を未然に防ごうと五島市内の郵便局の協力を得て、車両に注意を呼びかけるステッカーを貼っています。


今月14日に行われた出発式には、郵便局員や警察官などおよそ30人が出席しました。

県警によりますと、県内の先月末までのニセ電話詐欺の認知件数は88件で、被害額はおよそ1億8000万円にのぼります。

このうち五島市では、8月に80代の女性が介護施設の入所費の名目で現金100万円を騙し取られました。

五島警察署 生活安全課長 松尾 洋 警部:
「郵便局の皆様には通常業務を通じて詐欺のキーワードとなります言葉を広く広報していただきたいなと思っております」


県警は不審な電話がかかってきたら警察や家族へ相談するよう注意を呼びかけています。