3年前長崎県波佐見町で、内縁関係だった当時40代の男性を全裸状態で2階のベランダに閉じ込めて監禁し、低体温症により死亡させたとして、54歳の女が傷害と監禁致死の容疑で逮捕されました。
逮捕されたのは諫早市宗方町に住む54歳の無職の女です。
警察によりますと、女は2022年1月20日、長崎県波佐見町の2階建て集合住宅の1室で、同居していた当時40代の男性の鼻を刃物で切りつけ加療約2週間のけがをさせたほか、2022年2月6日~7日までの間、全裸状態の男性を2階のベランダに閉じ込めて監禁し、低体温症により死亡させた疑いが持たれています。

7日に女が消防に「40代男性の反応がない」と通報、消防局からの通報で警察が現場に駆け付けた時には、男性は屋内に全裸で横たわり既に心肺停止状態だったということです。
警察では所要の捜査の結果犯行が明らかになったとして、5日女を傷害と監禁致死容疑で逮捕しました。警察は、目撃者がおらず証拠の積み重ねの捜査で逮捕までに時間がかかったとしています。
警察によりますと2人は2011年頃から交際しており当時は内縁関係で、集合住宅に2人で暮らしていたということです。

警察の調べに対し女は「私は何もしていません」と全面的に否認しているということです。

警察では、関係者の話などから、女が日常的に男性に暴力をふるい精神的に抑圧していたとみており、動機や当時の状況について調べを進めています。