長崎市中心部にある小学校の近くで、登校時間帯にイノシシが目撃されました。
付近の住民:
「イノシシですか、恐ろしかですね」

イノシシが目撃されたのは、長崎市鍛冶屋町の幣振坂(へいふりざか)の近くです。20日午前7時半頃、市立諏訪小学校に登校中だった小学校1年の児童と付き添っていた保護者が、成獣とみられるイノシシ1頭が歩いているところを目撃し、学校に連絡しました。

学校では、警察と共に、通学路の警戒にあたりましたが、その後は目撃されていません。

諏訪小学校校長:
「(目撃した)子どもの話では『大きめ』としか言わなかったんですが、やはり気を付けないといけない大きさだったんじゃないかなと思います」

目撃した親子によりますと、「坂を降りている時、急にカラスが羽ばたいたので目を向けるとイノシシがいた。親子に気が付いたイノシシは(坂を見下げた状態で)左から右に走り去り、茂みの中に入っていった。体長1.8mほどで見たのは1頭だった」ということです。目撃情報を受けて、登校を遅らせる児童もいました。

付近住民:
「おお珍しいですねやっぱり食料がないのかな」
「初めてですね」
「ちょっと警戒して(登校が)遅くなりました」
「友達の人のお母さん連絡があったから」
「やっぱり怖いですけどね」

諏訪小学校では児童と保護者に対して、イノシシを見ても近づいたり刺激したりしないよう注意を呼びかけています。