「体の中を見たかった」少女が語った犯行理由

殺人容疑で逮捕されたのは15歳の女子高校生。
首を切断するなど、遺体を激しく傷つけており、警察の取り調べに対して「人を殺したかった」「体の中を見たかった」という趣旨の供述をしました。

同級生:
「その事件が起きて初めて登校した時ですね。もう本当にもう誰も一言も話せないしやっぱり仲良かった人とかも、泣いてる人もいたりとか、先生も冷静ではなかったらしいですね。学校から笑顔が消えたというか…。高校1年生のフロアは全部統一されているんですが、その階はもう本当に誰1人笑える状態ではなかった。もう事件一・二ヶ月後は本当に普通じゃない状態が続いてた学校全体がですね」

長崎家裁決定要旨より・非行に至る経緯
小5当時、下校中に見た猫の死骸に引き付けられ、猫を殺すようになった。小6時に給食に異物を混入させた。継続的カウンセリングが必要との意見も出たが、父が反対したこともあり適切な対応は取られなかった】

【中学では親しい友人もでき、学校生活にもなじんでいた。一方、猫を殺すだけでなく解体するようになり、さらに人を殺したいと思うようになった】

【13年10月、中3時に実母が病死した後も殺人欲求はなくならず、父殺害を具体的に計画するようになった。14年3月2日深夜、少女は父の寝室に侵入し、バットで父の頭を数回殴打したが殺害に至らなかった。父は救急車で搬送され治療を受けたが警察に届けず、関係者にも警察沙汰にしないように求め、事件にならなかった

【少女は殺害失敗でさらに殺人欲求が強まった。父は原因が分からず、少女を精神科に通院させたが、欲求がなくなることはなかった】