不倫相手の母親が寝ている隙に…
当時15歳だった未成年者であることを踏まえ、被害者を「A」さんと呼ぶこと、人定につながる話は法廷ではしないことが裁判官から説明された。
検察官は冒頭陳述で、Aに関する個人情報を避けながらも、立証しようとする男の犯行を明らかにしていった。
男は専門学校を卒業後「介護士」として働き始め23歳で結婚。事件当時妻子と生活していたが夫婦関係は悪く、2024年に入ってからだけでも20人~30人の女性と不倫していたと言う。その中の1人が、被害者となったAの母親だった。
男は母親との会話の中で、Aが15歳の中学3年生であることを知っていた。

男は不倫関係にあった母親の家に泊まったことし3月、母親が寝たのをみはからってAの部屋に行きキスをするなどしたが部屋の外で音がしたように思い、その時は連絡先を交換して母親のいる部屋に戻った。
その後母親が外出したタイミングで再びAの部屋に行き、服を脱がせてわいせつな行為に及んだ。避妊具はつけなかった。
事件後、Aの母親が男とのLINEのやりとりをみて不審に思ったことから犯行が発覚。男に電話をかけ問い詰めると「無理やりじゃない」などと言って謝罪もなかったと言う。