不倫相手20人以上…なぜAを襲ったのか?

被告の男と被害者らは「解決金300万円」の支払いと互いに接触しないこと、口外しないことを取り決め示談したという。この解決金を支払ったのは被告の男の両親だったことも法廷で明らかにされた。

被告側の情状証人として出廷した男の父親。「難聴」だという父親は身を乗り出しながら一所懸命質問に耳を澄ませ答えていた。

自分は船乗りで、3ヵ月海に出て1カ月休むという生活を送っていること。釈放された暁には妻と2人で生活している家に引き取り、携帯にGPSをつけてでも自分が監督していこうと思っていることなどを話した。被告は下を向いて動かない。

(弁護士)
解決金300万円は誰が払ったんですか?
(父親)
ー夫婦のお金で払いました。生命保険を解約して払いました。

息子さんは子供に対して性的な興味があったと思いますか?
ーないと思います。

女性関係の奔放さは気づいていましたか?
ー頻繁にSNSとかマッチングアプリでやり取りした女の子と会ってたみたいなのでそういう異常なのがあるのかなと…

いま本人に伝えたいことは?
ー馬鹿なことをせんように…

男は2024年に入ってからだけでも、20人~30人の女性と不倫関係にあったという。そして何度かの質問で小児愛者ではないと明確にこたえた。ではなんで中学生を傷つけたのか?被告人質問ではその点に質問が集中した。

(弁護士)
A子さんが15歳と知っていた?
(被告)
ーはい

15歳だと同意があってもダメだと分かっていた?
ー詳しいことは分からなかったですけど、やったらダメだということは分かっていました。

犯罪だと分かってて止められなかった?
ーそうですね

なぜ?
ー…自分の…欲の強さが関係してるのかなと思います。

なぜ同意があってもダメか分かる?
ー善悪の判断とか…その後に何が起こるリスクとか対応とか考えられないから年齢的にダメなんじゃないか…