国の重要無形文化財にも指定されている平戸神楽を若い世代に継承していこうと、19日から平戸市で講習会が始まりました。

平戸市の亀岡神社です。
♪雅楽
今から350年ほど前に完成したという『平戸神楽』
全国的にも珍しく ”本物の刀を使って舞う” ことでも知られています。


指導「バタバタってするけんさ、ばたばたせんで…」


こちらの2人は小学校1年生です。
タタミ2畳分のスペースで舞う平戸神楽を体感し、基本的な所作を覚えていきます。


2人:「難しかった」
記者:「どこが難しかった?」
2人:「回るところ」

6年生の三輪 笙太くんは24番ある神楽の技をかなり覚えました。


今年は両手のお盆を落とさずに回転する「折敷(おしき)」という技に挑戦しています。


三輪 笙太くん(11):「20何番までいっぱい覚えたいと思います。平戸の神社に貢献できればと思います」


平戸神楽振興会 木田 昌宏 会長:
「笙太くんみたいなお子さんが何人か続けていけば、それ(継承)は、もう大丈夫じゃないかと思います」


講習会に参加したのは、みな『平戸市内の神職』の子どもたちです。
伝統ある神楽と、神社を守っていこうとこれからも練習に励んでいきます。