最近、全国的なサウナブームもあり、宮崎県内にも個性的なサウナが次々に登場していますが、今回は意外な場所にできたサウナの話題です。
それが、延岡市にある診療所の中なのです。
どんな目的でサウナを設置したのか取材しました。
延岡市の大貫診療所。
開業15年目の診療所が、19日、大幅に姿を変えました。
診療所の横にできたのはカフェや花屋。
さっそく地域の人が訪れていました。
(客)
「お水がまろやかで、コーヒー的にすごく深みがあっておいしいです。(診療所内にカフェがあることに関して)心と体が癒されて、わたしは良いんじゃないかなと思います」
また、診療所にはそば屋も開店。おもしろい仕掛けもありました。
(田尻怜也記者)
「診療所の中からでも、このようにそばを挽いている様子を見ることができます」
そして、今回、一番の注目点はというと・・・
(大貫診療所 榎本雄介院長)「こちらがサウナスペースになります」
診療所の2階に設置されたのは、貸切型のプライベートサウナ。
特別に体験させてもらいました。
(田尻怜也記者)
「失礼します。心地よい薬草の香りがします。ふー、気持ちいい」
利用者がリラックスして、優雅な時間を過ごせるよう香りや湿度、それに空気の流れなどを徹底的にこだわったということです。
サウナの横には五ヶ瀬川の伏流水を使った水風呂も整備。
青空を眺めながら、ととのうことができます。
このサウナは、体調次第ですが、患者も患者以外も利用できるということです。
(大貫診療所 榎本雄介院長)
「人を元気にする、笑顔にする、そのための一つのつながりの拠点として、このカフェとサウナをみなさんに利用していただくと、たいへん嬉しい」
人を元気にしたい。
診療所の中にできたサウナには、院長のそんな思いが込められています。