女子生徒が理系の進路を選択しやすくなる環境を整えます。
宮崎大学が、工学部の推薦入試に新たに女子枠を設けることを発表しました。九州の国立大学では初めての取り組みです。

宮崎大学は、再来年度入学者の推薦入試から、大学入学共通テストを課さない「学校推薦型選抜」を工学部にも導入し、このなかで「女子枠」を設けることを発表しました。

工学部の一般入試を含めた総定員数は370人で、このうち、推薦入試の女子枠は14人募集します。

宮崎大学工学部の過去7年間の女子比率は平均で11.3%と、全国と比べて低く、近年、理工系の技能を習得した女性が社会から多く求められるなか、大学では工学部を目指す女子生徒を増やしたい狙いです。

(宮崎大学 鈴木祥広 工学教育研究部長)
「宮崎大学工学部はちゃんと女子に目を向けてくれてるんだというところを、女子生徒さんたちに発信するというところが一番の狙いです」

また大学では、宮崎市内8つの中学校で工学部での研究の様子を紹介するほか、九州電力と旭化成、それに、IT企業のデンサンに勤める女性社員との交流などを通して女子中学生に工学の魅力を発信することにしています。

(宮崎大学 鈴木祥広 工学教育研究部長)
「これからの宮崎の産業を発展させていく上では、やはり男性だけではなくて、女子がしっかりと一緒に入って、新しい分野を切り開いていくという点で大きなメリットがあるというふうに考えている」

宮崎大学では、今後、保護者や中学校の教員に対しても、工学部について理解を深めてもらう機会を提供し、女子比率15%を目指していきたいとしています。