旧高千穂鉄道を活用し観光カートを運行している高千穂あまてらす鉄道が、初めて宮崎県日之影町の線路でカートを試験運行しました。

日之影町でのカートの試験運行は、旧高千穂鉄道・深角駅で開かれた桜祭りにあわせて行われ、地元住民ら30人が参加しました。

(体験乗車した人)「静かでしたよ。桜がきれいでした」

旧高千穂鉄道は、2005年の台風14号で甚大な被害を受け、その後、廃線に。

現在は、高千穂あまてらす鉄道が高千穂駅から高千穂鉄橋までの2.5キロで観光カートを運行していて、鉄橋から先の日之影町でカートを走らせたのは、今回が初めてです。

(高千穂あまてらす鉄道 高山文彦社長)
「やっとこう越境して来れるという、ささやかなんですけど、大変ぼくらにとって大きな経験です。最初の1マイルみたいな感じでしょうかね」

高千穂あまてらす鉄道は、将来的に日之影温泉駅までの運行を目指しています。