宮崎県内の書店のスタッフらが投票で選ぶおすすめの一冊「宮崎本(ぼん)大賞」が、8日、発表されました。
今年のセレモニーには、受賞作の作者も登場しました。

(発表・除幕)「第4回宮崎本大賞受賞作は『三千円の使いかた』です」


県内の書店の店員や図書館の司書などによる投票で決める宮崎本大賞。今年は、原田ひ香さんの「三千円の使いかた」が選ばれました。

作品は、4人の女性が、お金と人生の悩みを乗り越えていく物語で、幅広い世代が共感できることなどが魅力になっています。


宮崎市であった8日のセレモニーには、作者の原田さんもかけつけ、サイン会を開きました。

(ファン)
「宮崎で作家の方に実際にお目にかかってサインをいただけることは滅多にないので、しかも大好きな原田先生でしたので、とても感動しました」
「どなたが来るか分からない状態で来たのですけど、一番この本が好きで原田さんにお会いしたかったので、きょう実際にお会いできてよかったです」


受賞について原田さんは…

(原田ひ香さん)
「たくさん売れたからとか、そういうようなことで決まったのかなと思ってたんですけど、よく聞いたら書店員さんや本にかかわる方が投票してくださったって聞いて、本当に率直にうれしいです。一度読んでいただけたら、すごくうれしいなと思います」


県内の本好きが選んだ宮崎本大賞。参加書店では、特設コーナーで原田さんの受賞作をPRしています。