日銀は、17日と18日に開かれる今回の金融政策決定会合で、政策金利を1%から1.25%程度に引き上げる公算が大きくなっています。

日銀のマイナス金利の解除以降、宮崎県内の金融機関でも、預金や住宅ローンの金利が徐々に上がっています。

「金利のある世界」は、私たちの暮らしにも様々な場面で影響を与えています。

およそ30年ぶりの高い水準となる公算が大きくなっている日銀の政策金利。
おととし3月のマイナス金利の解除以降、県内の金融機関なども、すでに金利を引き上げています。

(山崎直人アナウンサー)
「利息や住宅ローンの金利上昇を、街の人はどのように感じているのでしょうか?」

(街の人)
「(以前は)利息ほとんど付いていなかったが、この前結構付いていた。また、これ以上(利息が)上がるなら、うれしい」
「金利が上がった影響を鑑みて、定期預金を検討してみたい」
「一日でも早く(家を)建てた方がいいと友達からアドバイスを聞く。(家を)建てたいから(ローンを)借りて建てると思う、が大変にはなるかなと」

普通預金の金利は、宮崎銀行と宮崎太陽銀行、いずれも、おととし3月が0.001%だったのに対し、先月からは、0.4%に上昇。

また、1年ものの定期預金の金利は、0.002%だったのが、先月からは0.45%へ引き上げられています。

宮崎市のファイナンシャルプランナー、二宮清子さんは、金利上昇のメリットについて…

(ファイナンシャルプランナー 二宮清子さん)
「銀行預金であったり、個人向け国債、あとは保険の終身保険、そういったものにしっかり利息がつくようになってるので、安全資産で資産形成ができるようになってきた。そういった環境になったことは良いメリット」

実際、宮崎太陽銀行では、金利の上昇を受け、定期預金の申し込みが増加しているということです。

(宮崎太陽銀行 宮崎雄大さん)
「(6月は前年同月比で)個人の定期預金はおよそ28億、法人の定期預金は250億程度増えている、金利上昇局面なので、定期預金で置いておきたい人は増えている」

金利上昇は、安全に資産を増やせるメリットとなる一方、住宅ローンなどにとっては、マイナスの影響が。

宮崎太陽銀行の住宅ローンの変動金利は、おととし7月までは、0.95%でしたが、先月からは、1.85%まで上昇しています。

(宮崎太陽銀行 宮崎雄大さん)
「住宅ローンの金利については、あくまでも基本的な金利なので、お客様のライフプランや相談内容に応じて、金利を含めたご提案をさせていただいている」

さらに、建築費が高騰していることもあり、二宮さんは、新築一戸建て以外に、中古物件やマンションなど様々な選択肢を検討することが必要と指摘します。

(ファイナンシャルプランナー 二宮清子さん)
「リスクを抑える意味では、自己資金を持った上で借り入れをしていく。その後、金利が上昇しても手元に預貯金がしっかりあれば、繰り上げ返済をすることによって、毎月の返済額を抑えることができる」

今後、さらなる上昇が見込まれる預金やローンの金利。金利のある世界で、どう暮らしていくのかが、問われそうです。