宮崎県の河野知事が、自身が新型コロナに感染した際、初詣に行っていた事実を伏せて発表するなどした一連の問題です。
知事は自身の処分について給料を2か月間「無給」とする方針を示しました。
(宮崎県 河野知事)
「今回の件についてすべての責任は私にある。給料の100%を2か月間減額したいと考えている」
河野知事は、20日、開かれた県議会全員協議会でこのように述べ、給料を2か月間「無給」とする方針を示しました。
この問題は、今月2日、県が河野知事の新型コロナの感染について報道機関に発表した際、初詣に行った事実を伏せていたほか、宮崎日日新聞社に対して伝えていた行動履歴の変更を依頼していたものです。
全員協議会では、議員から厳しい声が相次ぎました。
(自民党 横田照夫県議)
「特に河野知事に一票を投じられた有権者の期待を裏切る形になった。」
(共産党 来住一人県議)
「知事としての資質が問われる重大な問題だと、県が発表する情報の信頼性が問われても仕方のない問題」
(宮崎県 河野知事)
「職員からの相談に対し自分として適切な判断ができなかったことを深く反省している。自分のフェイスブックを含めて可能な限り情報提供をしたいという思いがあったが、対応の在り方、判断が適切にできなかったことを深く反省している」
このあとの会見で河野知事は。
(宮崎県 河野知事)
「改めて基本に立ち返って、自分自身も律し、県庁組織としても徹底するようトップとして責任をもって指導していきたい」
知事の給料を減額する条例案は2月議会で提出される予定です。







