延岡市に旭化成創業者の名前を冠した新たな文化施設、野口遵(したがう)記念館が完成し、18日、記念式典が行われました。
18日の式典には、関係者およそ300人が出席。延岡市の読谷山洋司市長が「一流の演奏家や演劇家が作品を披露し、それを身近に鑑賞できる場にしたい」とあいさつしました。
野口遵記念館は、今年創業100周年を迎えた旭化成から30億円の寄付を受け、延岡市が総事業費51億円をかけて整備したもので、メインホールには、地元の木材がふんだんに使われています。
このほか、フリースペースや交流ラウンジ、それに野口遵顕彰ギャラリーなども設けられています。
(旭化成・工藤幸四郎社長)「私自身も延岡出身であるということもありましてですね、非常に親しみのあるこの場所が今後も延岡市民の憩いの場として、発信の場として十分利用されることを願うばかりです」
野口遵記念館は、来年1月20日から利用できます。