8日夜、青森県で震度6強を観測する地震がありました。
こうした中、9日、宮崎県門川町では小・中学生が参加した避難訓練が行われました。
大きな地震の翌日ということもあり、いつにもまして緊張感のある訓練となりました。

9日、門川町で行われた避難訓練。
町内4校の小中学生が参加し、下校中に大津波警報が発表されたという想定で行われました。

このうち、草川小学校の児童たちは、防災無線などで大津波警報を知ると急いで避難を開始。
それぞれのグループが、津波が予想される場所の区域外へ避難しました。

(児童)
「地区の人としっかりと避難できていいと思った」
「地震のあと3分くらい揺れて動けないと聞いて、怖くなった」

8日夜、青森県で震度6強を観測した地震について児童たちは…

(児童)
「びっくりした」
「こっちも来るかと思った、怖かった。きょうのことを生かして、避難したりの避難の準備をしたい」

今回の訓練に専門家の立場から参加した宮崎公立大学の山下准教授は、8日夜のように、夜間に地震が発生した場合の注意点について、次のように指摘します。

(宮崎公立大学 山下裕亮准教授)
「夜間なので暗い。暗いのでどうやって明かりをとるか、暗い中で避難は時間が間違いなくかかるので、そういったことも踏まえて、普段から夜間の避難の時にどこを通るか、そこがどれくらい暗いのか、この機会に確認してもらえるといい」

このほか、山下准教授は「これから寒くなるので、避難リュックの中身も暖を取れるアイテムに置き換えることが重要」と話していました。

防災も時間や季節に応じた対策を考えておく必要があります。