僕がほれ込んだ

こうした2人3脚での作品作りが始まったきっかけは長曾我部さんからのオファーでした。

(元美術教諭・長曽我部徹さん)「これは僕がほれ込んだ作品の第一、こういう絵が好き、もう僕は好きで。これは中1のころですね」「僕がおうちの方に頼んで連れてきて描いてもいいですかって始まったんですけど」

中学卒業後、およそ14年間にわたり制作活動を見守ってきた長曽我部さん。今も変わらず、中武さんの大ファンです。

(元美術教諭・長曽我部徹さん)「僕たちはちょっとつかみ取ることのできない自然の何かを代弁して見せてくれてるという感じがするかな。それなのにねバランスというか構成、画面の構成とか色彩とか美しさとかあるっていうのは持って生まれたものなんですよね多分ね」

これまで、宮崎市美術展で大賞を受賞するなどしてきた中武さんですが、2022年には、パリで個展を開催し、今年は台湾で開かれた障害者アートの交流展に出品するなど活躍の場は海外にも広がっています。