参議院選挙も終盤を迎えました。
JNNでは、今月12日と13日にインターネット調査を行い、MRTではこれに取材を加味して宮崎選挙区の情勢を分析しました。
宮崎選挙区は、立憲民主党の山内氏がリードし、自民党の長峯氏と参政党の滋井氏が追う展開となっています。
立憲民主党を含む野党4党の事実上の統一候補である山内氏は、立憲支持層の8割を固め、国民、共産、社民の支持層からも一定の支持も得ています。
地域別では県央や県北など広い範囲で他の候補をリードしています。
山内氏を追う長峯氏は、調査を行った12日、13日時点では、基礎票となる自民からの支持が4割にとどまっています。
一方、推薦を見送った公明からの支持は5割となっています。
地域別では地盤の都城市を含む県西や県南を中心に支持を集めています。
参政党の滋井氏は、参政党支持層の8割を固め、党の支持率アップを追い風に、都市部で勢いを増しています。
NHK党の北川氏は、SNSを中心とした選挙活動を展開していますが、支持の広がりを欠いています。
調査時点では、投票先を明らかにしていない有権者がおよそ3割いて、情勢は変わる可能性があります。
前回、3年前の参院選では、宮崎県内の投票率は過去3番目に低い47.52%でした。
前回の参院選で投票した人のうち、期日前投票した人の割合は4割近くでしたが、今回は、その期日前投票をした人が、16日時点で、前回のおよそ1.5倍と大幅に増えています。
また、投開票日が3連休の中日ということが投票率に影響するのかどうかも気になるところです。
今回の選挙では「物価高騰対策」など私たちの生活に直結する身近な争点もありますので、各候補者や政党の政策を確認して投票所に足を運んでほしいと思います。
※MRTテレビ「Check!」7月18日(金)放送分から