「春闘」が本格化する中、国立病院の職員が全国一斉に活動です。
宮崎市では、県内の国立病院で働く看護師らが賃上げや労働条件の改善を求めて街頭活動を行いました。

13日の街頭活動には、県内にある3つの国立病院の看護師などあわせておよそ20人が参加しました。

国立病院の職員でつくる全日本国立医療労働組合は、今回の春闘で常勤職員と非常勤職員の賃金アップを国立病院機構に求めていますが、12日、賃上げはできないと回答があったということです。

街頭活動では、国立病院の職員はほかの公的病院と比較しても賃金が低く抑えられ、慢性的な人手不足もあり疲弊しているなどとして、参加者たちが賃上げと増員を訴えました。

また、13日は、国立病院の機能強化を求める署名活動も行われました。

今年の春闘は大手の企業で満額回答が相次いでいます。
宮崎県内には3か所の国立病院がありますが、地域医療を支えているだけに、労使双方が納得のいく形が望まれます。