全国規模の書道展で、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校に通う高校2年生の生徒が最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
どのような思いで書道に向き合っているのか聞きました。
体が勝手に動いて書いたような、ありのままの書

しなやかな筆遣いを見せるのは、五ヶ瀬中等教育学校5年生の清水怜央さんです。
清水さんは、先月開催された大東文化大学主催の全国書道展で、子どもから一般までおよそ1万4000点の作品の中から、高校生の部の文部科学大臣賞を受賞しました。

(五ヶ瀬中等教育学校5年 清水怜央さん)
「一番上の賞をいただいたけど、『1位の書とはなんですか?』と聞かれたら分からないじゃないですか。だから、素直に一番上の賞をいただいたのはうれしいけど、順位をつけるものでもないので、ただ、一番上の賞をもらったに恥じない作品を作っていけたらなというふうに思っています」

小学4年生から書道を始め自分の作品と真摯に向き合ってきた清水さんの受賞作品は、縦135センチ、横35センチの和紙に、行書と草書を交えて漢詩を書いた作品です。

(五ヶ瀬中等教育学校5年 清水怜央さん)
「自分が今まで書いてきた練習の成果が本当ににじみ出たような、そういう体が勝手に動いて書いたような、ありのままの書なので、たくさん書いて体が覚えるんです。自分の作品は、まさにそういう感じだなと思って」












