日南市で震度6弱を観測した今月8日の地震や南海トラフ地震臨時情報が発表された影響で、宮崎県内のホテルのキャンセルが少なくとも1万9000人にのぼったことが分かりました。

16日は、県の災害対策本部会議が開かれ、各部局長が県内の被害状況を報告。
このうち、観光関連では、スポーツ合宿の中止が17件、主要ホテルなどでのキャンセルが1万9000人にのぼったということです。

また、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」による防災対応の呼びかけが、15日、終了したことから、県は8日に立ち上げた災害対策本部を情報連絡本部に移行することを確認しました。

県は、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではないとして、県民に対し、家具の固定や避難場所の確認など日ごろの備えを呼びかけています。