30日午前1時25分ごろ、日向灘を震源とする地震が発生し、宮崎市や西都市などで最大震度4を観測しました。
この地震による津波はありませんでした。

気象庁によりますと、震源地は日向灘で、震源の深さはおよそ40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.2と推定されています。

各地の震度は、震度4が宮崎市、西都市、高千穂町。震度3が都城市、延岡市、日向市などとなっています。

この地震による津波はありませんでした。

県や警察によりますと、午前11時現在、被害の報告はありませんが、宮崎市内のスーパーでは商品が床に落ちるなどの被害が出ています。

京都大学防災研究所の山下裕亮助教は、「日向灘では、マグニチュード5程度の地震が年に1,2回は発生していて、今回、震源が陸に近かったため、震度4の揺れになった。地震の規模が小さいため、南海トラフ地震との関連を気にするほどの地震ではない」とコメントしています。