夏の高校野球宮崎県大会は、10日から2回戦が始まり、第1シードの延岡学園と都城東の試合は、延長にもつれ込む激戦となりました。
サンマリンスタジアムの第1試合。
去年秋の県大会と今年春の県選手権で優勝した第1シード・延岡学園と、都城東が対戦しました。
試合が動いたのは、3回。
都城東は、2塁1塁のチャンスで3番・濱崎がライト前ヒット。相手がボール処理に手間取る間に打った濱崎もホームに還り、3点を先制します。
一方、延岡学園もそのウラ、1アウト満塁のチャンス。
6番、芳崎のセンターへのタイムリーで1点差に詰め寄ると、芳崎の盗塁が相手のミスを誘い、3塁ランナーがホームイン。
3対3の同点とし、試合を振り出しに戻します。
試合はその後、9回で決着がつかず、ノーアウト1・2塁から始まるタイブレークに突入します。
10回に両チーム1点を加え、4対4の同点で迎えた延長11回。
都城東は先頭バッターが送りバントを決めて、1アウト、ランナー3塁、2塁とチャンスを広げます。
しかし、ここで、延岡学園のエース、工藤が意地を見せます。
代打の野間を三振に仕留めると、続く9番、前畑も三振に取り、2者連続三振でこの回、無失点で切り抜けます。
そのウラ、延岡学園は先頭打者のヒットでノーアウト満塁とサヨナラのチャンス。
藤川の外野フライでキャプテンの小林が生還。
延岡学園が5対4で2時間47分の激戦を制し、3回戦へ駒を進めました。
(都城東3年 川崎比呂主将)
「本当に悔しいが、全員でやりきった試合だと思うので、思い残すことはない。今まで粘りがなかったチームだったが、ここにきてようやく粘れて、最後はタイブレークまで持ち込むことができたのでよかった」
(延岡学園3年 小林虎太郎主将)
「点を取られたあとでもベンチの雰囲気は上がっていたので、それで逆転できて最終的に勝てたと思う。防げるミスもあったと思うので、そのミスを防いで、次の試合でまた勝てるように頑張っていきたい」
このほかの試合結果です。

サンマリンスタジアムの第2試合は、第3シードの宮崎商業が5対3で佐土原に勝利しました。

続いて、アイビースタジアム。
第2シードの日南学園が5対1で都城西を、第4シードの小林西が2対1で延岡工業を下し、それぞれ3回戦進出です。










