宮崎市が開設を目指している児童相談所や子育て支援の機能を集約した総合拠点施設について、建設候補地などに関する市民説明会が開かれ、参加者からさまざまな意見が出されました。
宮崎市は、2029年度までに児童相談所や子育て支援センターの機能を集約した総合支援拠点施設「みやざきこどもセンター」の開設を目指しています。
その建設候補地として、市は宮崎科学技術館に隣接する宮崎中央公園の日本庭園を選定しています。
23日、開かれた説明会には市民およそ40人が参加し、市民からは機能を集約することに対して疑問に思うという意見や、建設候補地について反対する意見などが出されました。
(児童福祉施設関係者)
「児童相談所と子ども家庭センターが同一敷地内というのは、いくら公園があったとしてもどうなのかな。本当に保護者が気軽に来てくれるかなというのが心配になってる」
(日本庭園関係者)
「日本庭園というのは日本文化の象徴であり、あれだけの立派なものは後世もできないはず。ぜひ、もうちょっと場所を移し変えてほしい」
宮崎市は、市民からの意見を受け止め、基本計画に反映していきたいとしています。
(宮崎市子ども未来部 富田智美部長)
「たくさん参加してもらったことは関心の高さも感じたので、宮崎市が児童相談所を持つことに対する理解をいただくために何度も説明したいと思っているので、その上でよりよい施設を作っていきたいし、機能を目指していきたい」
市は25日と29日にも市民説明会を開き、25日の説明会には清山市長が出席する予定です。







