観光地、高千穂を代表するアトラクションで脱炭素の取り組みです。
高千穂あまてらす鉄道が、スーパーカートの運行にバイオディーゼル燃料を導入しました。
高千穂あまてらす鉄道が運行する「グランド・スーパーカート」。
旧高千穂鉄道の線路を走るアトラクションで、夏休み中も多くの観光客でにぎわいをみせています。
そんなスーパーカートに、1日からある燃料が使われることになりました。
(高千穂あまてらす鉄道 西浦大樹さん)
「こちらが従来使用しておりました軽油です。色は緑色をしております。こちらが本日から導入致しましたバイオディーゼル燃料ですね、見た感じ植物油のような色をしております」
新たに導入されたのがバイオディーゼル燃料。
実はこれ、豚骨ラーメンの飲み残しのスープなどから作られているんです。
(高千穂あまてらす鉄道 西浦大樹さん)
「においがですね、これがすごく面白くて中華料理屋さんの厨房のような、すごく香ばしいい老いが致します」
脱炭素に向けて取り組もうと、バイオディーゼル燃料を精製している福岡県の運送業者に相談して実現した燃料の転換。
軽油と価格は同じ程度で、排気されるすすもなくなり、走り出しもスムーズということです。
(高千穂あまてらす鉄道・西浦大樹さん)
「令和3年度、4万4000人ほどお客様いらっしゃってます。その中の1人でも多く、バイオディーゼルに興味関心を持っていただければと思っております」
あまてらす鉄道では、今後、地域に取り組みを広げたいとしています。