26日の宮崎県内は強い風が吹き、まさに「春の嵐」となりました。
宮崎市には、一時、暴風警報が発表されました。

(大田愛理リポーター)
「雨もあがり、青空が広がる宮崎市ですが、ご覧の通り立っていられないほどの強い風が吹いています」

朝から強い風が吹いた26日の県内。
宮崎市では、午後0時37分に最大瞬間風速25.8メートルを観測しました。

この強い風の原因となったのは、本州の南を東に進む発達中の低気圧。
これに向かって強い西風が吹いたため春の嵐となり、宮崎市内には、一時、暴風警報が発表されました。

(街の人)
「電車で来たが、風の影響で遅れが出て、待ち合わせ時間に間に合わなかった」
「せっかく(髪の毛を)セットしたのに、すぐに乱れてしまった」
「歩いて学校に行こうと思っていたが、風が強すぎたのでバスに乗った」

強風の影響で、延岡市役所では職員が旗をおろす作業に追われました。

(職員)
「春先や風が強い日には、たまに、破れてしまわないように外すことがある」

一方、この強い西風によるフェーン現象と日差しによる影響で気温が上昇し、日向市や延岡市古江では25度を超えるなど、県内では、今年初めての夏日を観測。
県内の多くの地点で5月中旬並みの気温となりました。

(街の人)
「ちょうどいいくらいのこれくらいの暖かさが続いてくれるといい」
「暑いですね、やっぱり。もうストーブがいらなくなったから、よかった」

県内は26日夜から27日にかけて平年並みの寒さに戻る見込みです。