宮崎市の障害者支援施設で勤務していた男性職員が、入所中の男性6人に虐待行為をしていたとして、市は、施設に対し3か月間の新規利用者受け入れ停止の行政処分を行ったと発表しました。
宮崎市によりますと、市内の障害者支援施設で生活支援員として勤務していた27歳の男性職員が、去年7月から12月にかけて、入所中の6人の男性に51件の虐待行為を行っていたということです。
市の調査では、頭を叩いたり首に衣類を巻き付け体ごと吊るし上げたりするなどの身体的虐待が45件、大声で叱責するなどの心理的虐待が6件、確認されたということです。
これを受け、宮崎市は施設に対し、来月から6月までの3か月間新規利用者受け入れ停止の行政処分を行いました。
元職員は「口で注意しても言うことを聞かなかったので、思わず手が出てしまった」と話しているということです。
元職員は暴行容疑で逮捕され、その後、不起訴になっています。