作品展の話題です。宮崎市で現在、自閉症の姉妹が制作した絵画を展示する個展が開かれています。姉妹が描く個性あふれる作品を取材しました。

宮崎市清武町で今月1日から開かれている作品展。
およそ70点の絵画が展示されています。

これらを制作したのが、特別支援学校に通っている伊波優姫菜さん、16歳と妹の愛衣菜さん、14歳です。

自閉症で人とのコミュニケーションが苦手な2人ですが、およそ2年前に本格的に絵を描き始めるとある変化が出てきたといいます。

(母・伊波美智子さん)「表情もなかなか無い子たちで言葉も少なくてでも絵でどんどん自分の感情を表現し始めてからは表情も明るくなって」

その後、スケッチ大会や作品展などで賞を受賞し、自信がついてきました。

(母・美智子さん)「一回スイッチが入ると誰も入れないこの世界には。寝ずに朝まで描いてたりとかおうちの壁に書き出したりとか紙があれば何でも描きます」

姉の優姫菜さんは、もともと水彩絵の具や色鉛筆を使った絵を描いていましたが、最近は、主にボールペンを使った抽象画を描いています。

細かい線や点で描かれた緻密な作品。

全国の障害のある子どもたちの絵を集めたコンクールでも賞を受賞したほか、去年行われた串間市美術展では、初出展で新人賞を受賞しました。

(串間市美術展審査員・上田雄二さん)「まず、緻密であるっていうことですよね、これまず見る人にインパクトを与えるのですごいなとまず思っちゃいますよね。こうやって描いたらかっこよく見えるんじゃないかなとかこう描いたら上手に見えるんじゃないかなとかではなくて自分に感じたものを素直に表現してるところがまずすごいと思いますよね」

一方、妹の愛衣菜さんが描くものの多くは「猫」。

自宅で飼っている5匹の猫がモデルなんだそうです。

愛衣菜さんも、去年、全国のコンクールで優秀賞を受賞しました。

パステルやクレヨンを使った優しい色使いが特徴です。

記者:「絵描くのは好きですか」
優姫菜さん:「(うなずく)」
記者:「どういうところが好き?絵を描く」
愛衣菜さん:「鼻。(猫の)鼻描く時が楽しい」

作品展は、今月15日まで宮崎市清武町のきよたけ児童文化センターで開かれています。