能登半島地震の発生から5日目、被災地では水や食料などが足りてない状況が続いています。石川県の馳浩知事は5日朝、支援物資の受け入れ拠点となっている金沢市の県産業展示館を視察しました。

金沢市の県産業展示館4号館には、石川県と災害協定を結んでいる全国の自治体や民間企業から届いた水・パンなどの食料や、身体を温めるための毛布・カイロなどが次々と運び込まれています。
集まった支援物資は自衛隊がトラックに積み込み、奥能登2市2町や七尾市・志賀町の避難所などへ陸路で送るほか、道路が寸断されている所には空路や海路で運び込んでいるということです。

馳知事は「外浦の地域では国道249号が十何か所で寸断されている。ヘリで運ぶ必要があり、時間の問題だ」と述べました。
自衛隊の担当者は「珠洲など、能登の先の地域では物資がまだ足りていないと聞く。被災地に届くように準備したい」と話していました。
石川県は週末からは冷え込みが一層厳しくなる予想で、被災地へ待ったなしの迅速な作業が続けられています。