石川県は、老朽化が進む金沢市の県社会福祉会館を県有地へ移転し、跡地を緑地化する方針を示しました。

金沢市本多町の県社会福祉会館は築57年が経過し、施設の老朽化から新たな会館の整備に向けて議論されてきました。

20日金沢市内のホテルで開かれた金沢経済同友会との意見交換会に臨んだ馳知事は、19日に「在り方検討委員会」から提出された最終報告を踏まえ、別の場所へ移転すると明言しました。移転先の候補地は、県下全域からのアクセスや駐車スペースを十分に確保できる県有地を念頭に選定するということです。

年内にも県として新たな会館のコンセプトや機能を取りまとめる予定で、馳知事は跡地について「現在の建物を取り壊し一帯を緑地化したい」としています。