日本銀行金沢支店は、猛暑による需要喚起やインバウンド需要の回復などで、北陸の景気は「緩やかに回復している」と10か月ぶりに判断を引き上げました。

吉濱久悦支店長は、北陸の景気判断について「概ねコロナ前の水準を回復し、なお緩やかな改善傾向がみられる」として「緩やかに回復している」と10カ月ぶりに引き上げました。

個人消費では、物価上昇の影響を受けつつも百貨店やスーパーなどで猛暑による需要喚起がみられたことなどから、6か月ぶりに判断を引き上げました。雇用や所得でも、有効求人倍率が高水準で推移し、最低賃金も引き上げられたことから1年11か月ぶりに「着実に持ち直している」としています。

一方、生産については生産用機械で鈍化しているなどとして判断を据え置きました。

今後の景気について吉濱支店長は「人手不足による需要の取りこぼしが、景気回復の足かせにならないか注視する必要がある」としています。