ハンガリーのブダペストで開かれている世界陸上は、日本時間の20日未明、女子1万メートルの決勝が行われ、2大会連続の出場となった星稜高校出身の五島莉乃選手が粘りの走りを見せました。
19日に開幕した世界陸上ブダペスト。女子1万メートル決勝には金沢市出身で星稜高校OGの五島莉乃選手が、去年のオレゴン大会に続き2大会連続で出場しました。五島選手は当初、参加標準記録に達しておらず出場条件を満たしていませんでしたが、大会直前に多くの出場辞退があったため、世界陸連からの招待で急遽、出場が決まりました。
レースは序盤、スローペースで進み五島選手は同じ日本代表の廣中璃梨佳選手と集団の前方をキープします。しかし2000メートルを過ぎたあたりから徐々に遅れ始め、五島選手は集団から引き離されます。
終盤にはトップ集団から周回遅れになった五島選手。コンディションが万全とは言えないながらもトップから約1分50秒差の33分20秒38の20位で完走しました。