5日夜遅く、石川と福井の県境近くの沖合で釣り船とプレジャーボートが衝突する事故がありました。ボートに乗っていた男性2人が軽いけがをしましたが、命に別状はないということです。

5日午後11時半ごろ、石川県加賀市と福井県あわら市の県境近くの沖合で、プレジャーボート「ブルー・ロイヤル」と、小型の釣り船「第三優成丸」が衝突しました。

この事故で、プレジャーボートが損傷で沈み、港へえい航される途中に転覆しました。ボートに乗っていた20代~30代の男性3人は釣り船に救助され、2人が事故の衝撃で体に痛みを訴えているものの命に別状はないということです。釣り船に乗っていた10人にけがはありませんでした。

金沢海上保安部によりますと、釣りのため沖合で停止していたプレジャーボートに、港へ戻ろうとしていた釣り船がぶつかったということです。

現場は加賀市の塩屋港から西におよそ2キロの海域で、当時波は穏やかでした。金沢海上保安部が釣り船の70代の男性船長から話を聞くなどして当時の状況を調べています。