若い世代にがん研究への興味をもってもらおうと、金沢大学の研究者が高校生に直接、実験を指導する体験プログラムが1日から始まりました。
金沢大学で1日から始まった「がん研究早期体験プログラム」には高校生12人が参加し、午後から3つの班に分かれがん研究の一端に触れました。
ある班は、遺伝子治療への活用が期待されているタンパク質を観察。金沢大学が開発した特殊な顕微鏡を使うとタンパク質がDNAを切断する瞬間を見ることができるということで、高校生の眼差しも真剣そのものです。
スタッフ「こんなかんじでいっぱいある」高校生「ぼこぼこしたやつ?」スタッフ「そう、これ1個1個がタンパク質」高校生「へえ~!」
また別の研究室では、乳がんを発症したマウスの組織を染色して観察しました。
「学校の授業では絶対に見ることができないのですごく楽しい、興味深い」「すごく細かい作業で緊張した。がんの幹細胞についての知識は体験する前より深めていきたい」(参加した高校生)
この体験プログラムとセミナーは今月4日までの日程で開かれ、今年は石川県の内外あわせて48人の高校生が参加する予定です。