人手不足が深刻な製造業ですが、ロボットを導入することで人材確保につなげた金沢市の企業が、自動化したノウハウを公開する展示場をオープンさせました。

プレス加工メーカーの有川製作所は、単純な作業や製造した部品の検査を自動化するため、3年前からロボットを4台、導入しました。

協調ロボット

こうした取り組みが企業のイメージアップにもつながり、7人を新たに採用できた他、システムエンジニアも育成し、新商品の開発にも力を入れています。

(株)有川製作所 有川富貴社長
「ロボットを入れたことにより採用がうまく行くようになり、配置転換もうまく行くようになった。結果的に従来の金型設計製作プレス加工から新しい事業にも波及することが出来た」

(株)有川製作所 有川富貴社長

山崎電機(株) 山崎聡史社長
「有川製作所は、社内でシステムエンジニアを育成できたところが素晴らしい。現場からの要求に応じて協調ロボットを継続的に改善できるし、別の工程にも対応できるので」

山崎電機(株) 山崎聡史社長

有川製作所では、自動化のノウハウを広く公開し、北陸の製造業者とともにモノづくりの可能性を探りたいとしています。