今月23日付で金沢地方裁判所と家庭裁判所の所長に就任した林俊之氏が30日会見を開き、抱負を語りました。

林俊之新所長は宮城県出身の57歳で、東京大学法学部を卒業後、東京地裁や大阪地裁で主に民事裁判を担当してきました。今回は東京高裁からの異動で、北陸での勤務は初めてとなります。30日開かれた着任会見で林新所長は、裁判所での迅速な手続きに向けたデジタル化推進への抱負を語りました。

金沢地方・家庭裁判所林俊之新所長
「社会に生じる紛争を法律を適用して解決していくという司法の本質・伝統は大切にしていきながら、質の高いスピーディーな裁判手続きというものを実現していくよう力を尽くしてまいりたい」

林新所長はこのほか、利用者にとって信頼できる裁判所の実現を目指したいと意欲を示しました。