「殺人事件の共犯者」たった一つの書き込みが、人生を狂わせた

1999年、スマイリーキクチさんはある日突然、インターネット上で殺人事件の犯人だというデマを書き込まれました。それは、東京・足立区で実際に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」に、本名と同じ「キクチサトシ」という名前が関係者として書き込まれたことが始まりでした。

事実として、事件の犯人はすでに逮捕されていました。にもかかわらず、書き込みはみるみるうちに拡散し、2000年ごろには「犯人一覧」のなかにスマイリーキクチさんの名前が「共犯」として掲載されるまでになります。

やってもいない「お笑いのネタ」まで捏造され、なりすましアカウントまで登場しました。

所属事務所には「なぜ人殺しをテレビに出すのか」という苦情が殺到し、テレビ局やスポンサーにまで飛び火。決まっていた仕事が突然なくなることも相次ぎました。スマイリーキクチさんは当時を振り返り、こう語っています。

スマイリーキクチさん「まさか27年続くなんて夢にも思わなかった。『火のないところに煙はでたね。てめえやってねえ証拠出せ。死んで証明しろよ』って、もう1000件、2000件、殺害予告と誹謗中傷が来た」