金沢市内で8日に見つかった野鳥の死がいから、A型鳥インフルエンザの陽性反応が出たことが分かりました。石川県内では4日にも鳥インフルエンザに感染した野鳥が見つかっています。

8日に金沢市内で回収されたフクロウ1羽の死がいについて、石川県家畜保健衛生所が簡易検査を行ったところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ました。

石川県は9日にも石川県内すべての養鶏場や農場に対し注意喚起をするとともに、茨城県の国立環境研究所に依頼し、この検体が感染力の強い高病原性の鳥インフルエンザかどうかを調べる方針です。

金沢市では、4日にも野鳥のハヤブサに陽性が確認されています。石川県内で鳥インフルエンザに感染した野鳥が見つかるのはこれで4例目です。

環境省は10日にも、野鳥の死がいが見つかった場所から半径10キロメートル圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、異常な行動をする野鳥の有無などを調べます。